立命館アジア太平洋大学(APU)は、秋の入学式を20日午後1時半から、ビーコンプラザで行った。
今回入学したのは、日本人学生67人、外国人留学生531人の計598人。外国人留学生は、62の国と地域から集まっており、開学以来初めて、レソト(アフリカ)、東ティモール(アジア)、キプロス(ヨーロッパ)から学生が入学をした。インドネシア、中国、ベトナムからの留学生が多いが、アフリカやウズベキスタンからの志願者が2倍ほど増えているという。学部は465人、大学院は68人、短期留学生なども含めて598人。
入学式を前に、学生団体によるパフォーマンスがあり、和太鼓“楽”やダブルダッチ、APUIna、ソウルサウンドスタイル、劇団絆、APUエイサー団、荒馬緒が登場し、新入生を歓迎した。
式では、出口治明学長が「入学にあたり、3つのことをお話しします。1つ目は、18歳とは、どういう年齢かということ。ほとんどの国では18歳を成人とみなしており、日本でも選挙権をはじめそういう方向で進みつつある。皆さんは大人になったということ。自立した皆さんの最初のチャレンジは、いかに学ぶ意欲や学びの習慣をも身につけるかということ。2つ目は、学生生活の中で、自分のやりたいことや好きなことを見つけてほしい。3つ目は、広い世界に飛び出してほしい。沢山の人に出会い、本を読み、広い世界に旅して見聞を広げてほしい。APUで素晴らしい仲間を見つけてほしい。キャンパスでどデカイ夢を育み、互いに高め合ってほしい」と式辞。
来賓の長野恭紘別府市長が英語で祝辞。在校生のタンヴィル・ムハマド・ラビウル・イスラムさん(国際経営学部3回生、バングラデシュ)が歓迎の言葉を述べた。
新入生を代表して、メンディン・ドルカスさん(アジア太平洋学部、リベリア)が「平和で男女平等の世界を作る一助となるという目標を達成するために、力がみなぎっている。情熱を注ぐことが出来るプロジェクトやアイディアに時間と労力を使いましょう。そして、感がる習慣を持ちましょう。日々進化するこの世界に貢献できるスキルを身に着けることに集中しましょう。私たちは、古い秩序を壊すグローバル市民になろうとしていることで共通している」。
ブラウン・ジョーダン・ミカエルさん(大学院アジア太平洋研究科、米国)が「APUにいる時間は限りがあると思って、困難なことに向き合い、ここにいる間の1日1日を有意義に過ごし、今、この一瞬を行きましょう。皆さんと共に世界を創造する日が待ち遠しいです」とそれぞれあいさつをした。
新入生は10月2日から授業を始める。