大分県は10日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、県内の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたとして、感染状況を4段階で示すステージを「3」から、「2」に引き下げ、飲食店への午後9時までの時短営業の要請と不要不急の外出については、13日で解除することを決めた。
全体的には「ステージ1」レベルまで落ち着いてきているものの、病床使用率は依然として20%を超えて「ステージ3」の状況が続いていることから、総合的に判断して「ステージ2」とした。再拡大を押さえるために、今月末までは、県外の感染拡大地域との往来の自粛は引き続き求めていく。
14日以降は、プレミアム付き食事券「おおいた味力食うぽん券」や県内旅行割引を再開し、コロナ禍で厳しい経営を続けている、宿泊業や飲食店への需要回復に努める。
一方で、感染予防対策を続けていく必要はあり、飲食をする際には、マスク会食を心がけ、店側はアクリル板の設置や短時間利用など予防対策を徹底することが重要となる。
また、県独自のワクチン接種優先対象に、受験などを控えた高校3年生約1万人を加えることも同時に発表した。