令和3年第2回別府市議会定例会は21日午前10時、再開し、一般質問が始まった。初日午前は安部一郎氏(自民党議員団)、泉武弘氏(行財政改革クラブ)がアフターコロナ、障がいのある人の問題について質問した。
午後からは、穴井宏二氏(公明党)、三重忠昭氏(市民クラブ)、森山義治氏(同)が質問する。
アフターコロナについて
安部一郎氏(自民党議員団)
安部一郎氏はアフターコロナについて「現行のホームページ『極楽地獄べっぷ』は、開設当時の写真や解説が掲載されたまま。竹産業の情報がほとんどない。市竹細工伝統産業会館のリンクが無く、個人店のみの紹介だ。多くの欠陥がある。アフターコロナを見据えて、改革をしては」と質問。
日置伸夫観光課長が「ホームページについては、平成28年に運用を開始しました。閲覧数だけでなく、ページ内の回遊性や多く見られているページ、地域の情報など分析を行い、利用者の需要の把握や利便性向上をさせ、旅前や旅中でも利用しやすい構成にし、ページ内で本市の情報に興味を持ってもらい、滞在日数の延長などにつなげていきたい」と答えた。
安部氏は「自ら問題意識を持って、取り組んでほしい。根本的に変えないといけないので、予算が必要。その提案を次の議会に出していただきたい。今のホームページの問題点は、在籍2、3年の職員が出来るものではない。市民の力を借りて、検討委員会を立ち上げて、今後の観光分野に加速していくデジタル化の波に乗っていただきたい」と要望した。
松川幸路観光・産業部長が「ホームページは検討している。市長が観光協会長になっているので、市、観光協会、ビービズリンクの3つにおいて、別府稼ぐ力の推進会議を開催し、役割分担を協議している」と答えた。
そのほか、上下水道局の贈収賄事件などについて質問した。
親亡き後について
泉武弘氏(行財政改革クラブ)
泉武弘氏は障がいのある人の問題について「別府市障害のある人もない人も安心して安全に暮らせる条例が施行されて8年が経過した。親亡き後問題検討委員会からの答申を受けて5年。これからのものが具体的にどのように進んでいるのか、どのように進めていくのか」と質問。
大久保智障害福祉課長が「平成28年に報告書における10の施策提言をいただいています。すべての施策において、実行しています。親亡き後の問題については、現在進行形の方、近い将来の方、遠い未来の方と、人生設計において異なります。いただいた提言内容の施策向上に向けて継続していきます」と答えた。
泉氏は「当時、条例制定段階で条例提案者である弁護士から『条例が出来たけれどもと言われる可能性がある。そうならないように』と強い要望が再三再四あった。現状では、親亡き後施設作りについてはまったく進んでいない。別府市がそのような施設に対して、公的支援はしているのか。親亡き後などの具体的対応について現時点、次年度以降の案はあるのか。今後の問題点を共有することで、解決に向けた一歩になればと思う」と質した。
大久保障害福祉課長は「親亡き後の施設として考えられるのは、グループホームとショートステイがある。3年から5年の障害福祉計画に基づき、支援を行っていく」と答えた。
そのほか、高齢者の問題についても質問した。