大分みらい信用金庫が食材寄付

会員大会の中止によりその予算で子ども食堂へ食材などを寄付した

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)はこのほど、大分県社会福祉協議会を通じて、子ども食堂へお米などの食材230万円相当を寄付した。
 例年、金庫の会員を対象とした会員大会を開催しているが、新型コロナウイルスの感染予防対策として、昨年に続いて今年も大会を中止としたことから、その予算を金庫の営業地域の6市1町にある子ども食堂52カ所に対して、寄付をすることにした。
 贈呈式は、大分市にある県社会福祉会館で行われ、森田理事長、草野俊介県社協会長、子ども食堂を代表してキッズカフェコチドリの稲生亨こうざき校区自治委員会長、小野鶴子ふれんど子ども広場代表が出席。
 森田理事長が経緯を説明して「近年では、少子化、単身者の増加、核家族化などにより、子どもだけではなく高齢者の孤食も増えています。子ども会活動などの地域のコミュニケーション機会も減少し、地域で子どもたちを育てる考え方が希薄になる中で、子どもたちが安心して遊び、学び、高齢者も立ち寄れる地域のオアシスである子ども食堂の役割は、非常に注目されています。SDGs(持続可能な開発目標)の目指す『誰もが幸せに住み続けられる地域をつくる』ため、地域の将来を担う子どもたちの成長を支援し、魅力あふれる地域づくりへ貢献したい」とあいさつして、草野会長に目録を手渡した。