別府市防火委員会(安部美代子会長)主催の「令和3年度別府市少年消防クラブ研修」が4日午前10時、別府市消防本部で開催され、新別府少年消防クラブ9人、火売少年消防クラブ7人、両クラブ保護者10人の計26人が参加した。
4階大会議室では、はじめに永路尚道予防課長が「子どもたちは、消防の仕事を学んで帰って下さい。新型コロナウイルス感染症防止対策にも十分にしています。最後まで、事故なく終えることを祈念しています」とあいさつ。
続いて、予防課員が消防の仕事、別府市内の昨年の火災・救急・救助の統計、火災・津波・地震など災害発生時の注意事項などについて説明した。花火をする際のルールとして▽花火を人や可燃物に向けない▽風の強いときは花火をしない▽消火バケツを用意する▽大人と一緒に遊ぶ▽点火するときや途中で火が消えたとき、のぞき込まない―の5点を挙げた。
その後、本署救急隊が心肺蘇生法の救急講習を、児童や保護者は3班に分かれて行った。救急隊員は「子どもたちは今回、心肺蘇生法を学びますが、心肺蘇生が必要な状況では初めに大人を呼びましょう」と話し、実際に心肺蘇生法を行った。
通信指令室の見学後、隣接する市消防本部南側訓練場で浜町出張所のシグマ型はしご車で地上16㍍の高さを体験した。次に、おもちゃ花火教室を実施し、予防課員の指導で花火の持ち方や火が消えたら水を入れたバケツで完全な消火を行った。
昨年の研修にも参加した男児は「楽しかった。心肺蘇生法はすごかった」と話した。