県内で1億300万円が被害

年金支給日に特殊詐欺防止のチラシを配布した
=昨年12月15日、トキハインダストリー鶴見園店

 大分県警本部はこのほど、令和元年上半期(1月から6月)の特殊詐欺の被害状況を発表した。
 県内で上半期に発生した特殊詐欺被害は50件、被害額は約1億300万円。昨年同時期と比べて21件少なくなったが、被害額は390万円増加している。
 上半期の傾向は、架空請求詐欺39件、融資保証金詐欺6件、オレオレ詐欺4件、それ以外1件と、架空請求詐欺が全体の8割を占めている。被害者のおよそ半数が65歳以上の高齢者で、うち4件は1千万円以上の高額の被害となっている。
 架空請求詐欺被害の内訳は、電子マネー22件、宅配便7県、ATM振込4件、手渡し3件、収納代行1件、コンビニ端末1件、被害金なし2件となっている。
 電子マネーとは、コンビニなど電子マネー取扱店で、金額を指定して購入することで購入金額分の商品の購入やサービスの提供を受けることができるもの。種類も多く、さまざまな会社が販売しており、インターネット上で使える商品券のようなもの。
 詐欺の手口として▽電子マネーカードの番号を聞いてくる▽カード販売会社以外のサイトに番号を入力させる―などがある。
 大分県警本部は「メールや葉書などを送りつけ、折り返し連絡してきた人に対して、犯人は言葉巧みに不安をあおり『電子マネーで支払える。コンビニに行って』などと誘導する。『電子マネーの番号を教えて』は詐欺です。お金絡みのメールや葉書も詐欺を疑って、相手に連絡する前に家族や警察に相談して」と呼びかけている。

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