べっぷの海岸みまもり隊 海岸清掃と海洋環境学習会を実施

海難事故防止や環境保全について話を聞いた

 べっぷの海岸みまもり隊(隊長、竹内裕二県立大分芸術文化短期大学准教授)は、海岸清掃と海洋環境学習会を18日午前9時から餅ケ浜海岸北側で行った。約40人が参加した。
 べっぷの海岸みまもり隊は、自然豊かな別府の海岸を定期的に集まり清掃することで、自然の素晴らしさを再認識するとともに、環境問題について考えたり、美しい海岸線を維持することを目的に、毎月第3日曜日の午前9時から餅ケ浜海岸の南側と北側、SPAビーチの3カ所を交代で行っている。
 海洋学習会は、海洋環境や漂着ごみの現状などを学び、環境保全の大切について考えてもらおうと昨年度から、大分海上保安部の協力で実施している。
 台風が相次いで接近した影響もあってか、海岸には流木が多く打ち上げられており、約1時間かけてゴミ回収を行った。
 学習会は、海保職員が講師となって、プラスチックゴミが海中に沈んでおり、海の中で細かくなって魚が食べたりする影響について話をして「その魚を食べる人にも影響が出るのではと心配されている。皆さんのこういった地道な活動が必要になる」と話した。また、海難事故を防ぐための注意点や離岸流とともに、浅瀬でも起こる「戻り流れ」についても注意を促した。さらに、救命胴衣の使い方などについても説明をした。
 竹内隊長は「先月で30回の活動をすることが出来ました。最初は不安もありましたが、多くの人が参加してくれるようになりました。自分たちの町は自分たちでキレイにしようというのが、この活動に結びついている。無理をせず、続けていきたい」と話した。

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