9/17一般質問2日目午前中は三重、森両氏

 別府市議会は、令和元年第3回定例会を17日午前10時から本会議を開き、一般質問2日目を実施した。
 午前中は、三重忠昭氏(市民クラブ)と森大輔氏(自民新政会)が教育や道路、高齢者福祉などについて質問をした。
 午後からは、荒金卓雄氏(公明党)、平野文活氏(日本共産党議員団)、美馬恭子氏(同)、松川章三氏(自民党議員団)が執行部の考えを質した。

市教委の対応「不誠実」

三重忠昭氏(市民クラブ)

三重 忠昭氏

 三重氏は、学校給食施設について、「教育委員会の進め方は、問題があると思う。センター化ありきだと思われても仕方がない。保護者説明会は、共働きが多い中で平日の夜に校区外まで呼んでこれるのか。対応は不誠実」と厳しく批判。今後給食を食べることになる未就学児の保護者へのアンケートの必要性などについても指摘。
 「教育委員会は、大きな重みと責任を自覚して、保護者の声をしっかりと聴いてほしい」とした。
 寺岡悌二教育長は「何十年にわたり、単独調理場で子どもたちの安全安心に携わっていただいたが、衛生管理基準に合致しておらず、来年6月からHACCPが施行される。学校と連携して、社会見学等で顔の見える給食を意識し、安全安心な給食を執行していきたい」と述べた。
 また、職員の超勤、多忙化解消について「当初予算で勤務管理システム(タイムカード)の経費を計上していたが、現状はどうなっているのか」と質問。
 北村俊雄学校教育課長は「2学期末の設置を予定している」と答えると、三重氏は「よくないと思う。夏休み中に導入していないといけない。先延ばしになっているのは問題であり、1日も早い対応をしてほしい」とした。
 さらに、大分市が導入した時間外の留守電についても積極的な導入を促した。
 他にも、福祉サービスのあり方検討委員会についても質問した。

県道完成促進要望を

森大輔氏(自民新政会)

森 大輔氏

 森氏は、南立石地区の県道富士見通南立石線の完成の遅れについて「県の事業だが、市としての考えを質す」として、現状を質問。
 安部英樹都市整備課長は「1994年度に事業が開始し、2005年完成予定だったが、4回の延長をしており、今年3月の都市計画事業認可変更により、2021年度に開通を目指すと聞いている」と説明。
 森氏は「市長も国に陳情してもらった。市としてどうするのか」と質問。
 長野恭紘別府市長は「重要な道路との認識は変わらない。私も、忸怩たる思いでいる。これ以上延長は出来ないという気持ちで地域の現状をしっかりと訴えていきたい」と答えた。
 また、高齢ドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が続いていることについて「東京都では、踏み間違い防止装置の設置に補助をしており、県内でも補助しているとことがあると思うが、現状はどうか」と質問。
 田辺裕・防災危機管理課長が「日出町が平成30年度から取り入れており、費用の半額、上限2万円を補助している。平成30年度は2件、今年度は3件の申請があると聞いている」と説明。森氏は「日田市も補助を検討していると聞いている。別府市はどうするのか」と重ねて質問。
 長野市長は「全体の公共交通を考えながら、慎重に検討していく」とした。
 他にも、免許証の返納や観光振興などについても質問をした。

コメントを残す