100歳を迎えた大観山町在住の上原トメノさん(誕生日25日)の自宅を9月29日午前10時20分、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。次男の強さん(70)、三男の登喜男さん(67)、お祝いに駆けつけた近隣住民が同席した。
上原さんに表彰状とお祝い金を手渡した長野市長が「これからも体に気をつけて、元気に過ごして下さい」と話した。
登喜男さんは「母も100歳ということで、長生きした甲斐があります。地区の自治会、老人会、民生委員児童委員の皆さんに支えられて良かったと思います」と述べた。
また、上原さんは「天草で生まれ育って、別府で過ごせて嬉しいし幸せです」と語った。
上原さんは、熊本県天草本渡市出身。本渡町高等小学校卒業後、簿記学校を出て、浜屋百貨店(会計課)に勤務。昭和18年、職業軍人の夫と結婚し、3人の子宝に恵まれる。戦後、夫は自衛官として働き、32年に久留米駐屯地から別府駐屯地へ転属となり、別府市に転入。夫の退職後、住友生命鉄輪寮で管理人として夫婦で15年間働いた。趣味はゲートボール、社交ダンス、木目込人形、陶芸、レース編みなど。特に陶芸は、70歳から88歳まで続けており、市美展や県美展にも出品しており、平成22年に別府市長大賞の受賞経験も。
長寿の秘訣は、体を動かすことと、健康茶などを飲むこと。
市内の100歳以上は、上原さんを含め女性79人、男性11人の計90人。市内の最高齢者は女性で107歳。