W杯のレガシー引き継ぐ

地域交流イベントでオールブラックスの全選手がサインを
したシャツが公認チームキャンプ地である別府市に
プレゼントされた

 ラグビーワールドカップ2019日本大会は、準決勝、決勝を残すのみで、ファンのボルテージも一層上がっている。
 別府市では、公認チームキャンプ地として、予選でニュージーランド、オーストラリア、ウェールズ、カナダを受け入れ、決勝トーナメントでは、イングランドとウェールズが練習を行った。4強に残ったチームのうち、実に3チームが別府でのキャンプを行ったチームということになる。
 中でも、ニュージーランド代表のオールブラックスは10日間、別府に滞在して大会に向けた練習だけではなく、公認チームキャンプ地としては唯一、別府市でのみ地域交流イベントを行い、14人もの選手が参加。ホテルや空港でもていねいにサインをしたり記念写真に応じるなど、ファンとの触れ合いの場も大切にしたことで、ますますオールブラックスファンが増えたことは言うまでもない。
 そんな中、1日にビーコンプラザで開催した地域交流イベントで、別府市から竹製のラグビーボールをプレゼントした際に、オールブラックス側からシャツが進呈された。今回の大会に参加している選手31人全員のサイン入り。オールブラックスから本物のサイン入りシャツであることの証明書もついており、市長応接室に大切に飾られている。
 長野恭紘別府市長は、定例会見の中で、キャンプ誘致からここまでを振り返って「大成功だった」と語っている。別府市で初めて中学生のラグビー部が誕生する方向であることなども発表されており、W杯のレガシーは引き継がれていく。

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