別府市と姉妹都市の英国バース市の子どもたちがお互いの文化を紹介する絵巻物を作って交換する友好事業「絵巻物プロジェクト」の別府市側が作った絵巻物を市立青山中学校で18日午後1時10分から、バース別府友好協会のポール・クロッスリー会長(元市長)に手渡した。
今年で3回目で、別府とバースの児童・生徒がそれぞれテーマを決めて絵を描き、1枚ずつの絵をつなげて、絵巻物にするプロジェクト。バース市のヘイズフィールドガールズスクールの1年生26人が作った絵巻物は5月に青山高校に届けられていた。
青山中学校からは、1年1組25人が参加。別府地獄めぐりや別府タワー、温泉、別府市宣伝部長「べっぴょん」など、別府や大分県内の魅力を文字やイラストで描き、つなげて絵巻物にした。
クロッスリー会長は、ラグビーワールドカップのイングランド対オーストラリアを観戦するために、別府市から招待されて来別しており、生徒の作品を見て「とても素晴らしい。絵巻物プロジェクトが続けられていることを、うれしく思います。別府の若い人と絵巻物を通じて互いの文化などを交換し合えることは良いことだと思う」と話した。
プロジェクトに参加した、須永芳雄さん(13)は「バースの人たちにいつか別府に来て、楽しんでほしいという気持ちを込めて、英語の文章で有名な場所を書きました。遊びに来てほしいです」と話した。