インドネシアの日本語教師が来別 別府鶴見丘高校の授業に参加し交流

インドネシアの文化などについて話を聞いた

 国際交流基金日本語国際センターは、日本語パートナーズ派遣事業として、28日午前8時から、県立別府鶴見丘高校でインドネシアの高校の日本語教師25人が研修を行った。平成28年度から、アセアン地域の日本語教師を大分県と別府市が受け入れているもの。今年度の2回目。
 毎年、アセアン地域に日本人ボランティアを派遣して日本語教室の授業の手助けなどをしているが、年3回、実際に日本に来て、日本の文化などを体験することで今後の授業に生かしてもらうのが目的。地方での研修を大分県で受け入れている。
 午前9時45分から、2年5組の英語表現Ⅱの授業に参加。約40人の生徒を8班に分けて、各班にインドネシア教師が入り、英語や日本語でインドネシアの文化などについて意見交換をした。
 授業では、ジャカルタやバリなどインドネシアの都市について、生徒が英語で質問。観光スポットやナシゴレンなどの食べ物などについて話を聞いた。インドネシア教師は、日本語教師ということもあり、流ちょうな日本語でインドネシアについて説明するなどした。ゲームでは、食べ物の名前が英語で出て、インドネシアの教師の説明を聞きながら、どんな料理かを想像して生徒が絵を描いた。正解するとハイタッチをするなどして喜んでいた。
 安藤妃那さん(16)は「インドネシアの文化や食べ物など、今まで知らなかったので、沢山知ることが出来て、楽しかった」。
 5年前から日本語教師をしているというナナさん(29)は「日本の学生はとても真面目だった。インドネシアの生徒はもっと元気が良いので。自転車で通学しているなど、日本の学生の生活を知ることが出来て良かった」と話した。

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