全国市議会議長会基地協議会九州・沖縄部会(会長・永田一伸久留米市議会議長、42市議会)の第28回総会が28日午後1時、別府市のホテルサンバリーアネックスで開催された。37市議会から約80人出席した。
永田会長は「日本を取り巻く安全保障環境は依然として厳しい状況が続いています。関係省庁に対して、要望活動を強力に推進しているところです。会員同士のさらなる連携で、積極的な活動を行っていきたい」とあいさつ。
開催市の萩野忠好別府市議会議長も「我が国の安全保障関係の推進は、基地の安定使用を前提として、周辺住民の深い理解と協力なしには困難だということはご承知のとおり。まもなく、令和2年度の概要要求が行われる時期になりますが、基地交付金及び調整交付金が前年対比で増となることを願っています。そのためにも、関係市町村の議長としてお互いに共有の認識を持ち、対策が十分に図られるように、この総会を通じて協議を重ね、国に要望することが大切だと思う。国に基地関係市町村の固有の事情を十分認識してもらうために強く要望していくための総会になるように願っています」とあいさつをした。
来賓の長野恭紘別府市長、桝賀政浩九州防衛局次長、舩見亮悦全国議長会基地協議会長(青森県三沢市議会議長)が祝辞を述べた。
全国の協議会における基地対策関係施策の充実強化や所要額確保などについての中央要望活動などについて報告が行われた。
議事では、平成30年度の決算、監査報告、令和元年度の予算案について審議、承認した。また、役員の改選も行われ、2つのブロックに分けて役員選考委員を選出。総会を一時休憩して選考委員会を開いた。来年度からの部会役員に、会長を久留米市、副会長を大村市、鹿屋市、新富町、理事に飯塚市、嬉野市、熊本市、別府市、都城市、宜野湾市、遠賀町、築上町、小竹町、監事に春日市、薩摩河内市、相談役に佐世保市が決定した。全国協議会への役員候補も決めた。