別府警察署が感謝状を贈呈

特殊詐欺を防止した西日本シティ銀行別府支店の寒竹由里子さん
(前列右から2人目)、武富一郎店頭サービス課長

 別府警察署(佐藤由布美署長)は30日午前10時、特殊詐欺被害を未然に防止したとして西日本シティ銀行別府支店と同支店の寒竹由里子さん(54)=日出町=に感謝状を贈った。
 感謝状を手渡した佐藤署長は「全国では、多くの人が特殊詐欺被害に遭っています。その中でも被害を減らすために尽力していますが、今回、皆さんの協力があって被害の未然防止ができました。感謝しています」と述べた。
 今年9月30日午前、別府市内在住の60歳代男性が、高額当選金名目の不審メールを受信して申し込み手続きを進めるため、同支店を訪れた。窓口で対応した寒竹さんが、男性から「1億円当たった。海外から振り込みがある」などと話を聞いた内容から特殊詐欺を疑った。別府警察署への相談を促すとともに、上司の武富一郎店頭サービス課長(53)に報告。男性と武富課長は応接室で対応をして、特殊詐欺被害を防止した。
 寒竹さんは「感謝状をもらって嬉しい気持ちより、お客さまの大切な預金を守ることができて嬉しい。スイフトコードというものを知りたいということも言っており、不審に感じた。男性を刺激しないように話した。新聞やテレビの情報だけでなく、まもめーるに登録して情報を得てほしい」。
 武富課長は「経験を活かして、安心して取引できるように積極的に声かけなどをしていきたい」とそれぞれ話した。

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