別府市は、令和元年度違反建築防止週間(15~21日)における、県内一斉建築パトロールを10月16日午前10時から、市内13カ所で実施した。
昭和47年から全国で一斉に実施されているもので、建築基準法やその他の関係法令の理解と認識を深めてもらい、違法建築を防止するとともに、建築基準法が定める建築のための諸手続きの徹底を図るのが目的。
期間中は、横断幕やのぼりを掲げて周知を図った他、工事完了検査率の向上を図るため、確認から相談機関経過して工事完了検査を受けていない設計事務所に対して指導を行うなどした。
パトロールには、市職員、大分県建築士会別府支部、大分県建築士事務所協会、大分県建設業協会別府支部から10人が参加。渡辺克己建築指導課長が「昨年は14件調査した中で、指摘事項はなかった。中間、完了検査を受けるようにお願いしている。事故のないように回ってほしい」とあいさつ。
2班に分かれて現場に入り、現場責任者から話を聞きながら、無確認建築物がないか、道路関連違反、用途違反、確認表示が掲示されているかなど細かくチェックした。今回の現場では、いずれも指摘事項はなく、法令を遵守して工事が進められていることを確認した。