大分ヤクルト販売株式会社(竹内孝夫代表取締役社長)主催のヤクルトスワローズ野球教室が16日午前9時から、野口原総合運動公園内の野球場で開催された。小学校高学年を中心に約90人が参加した。
東京ヤクルトスワローズから、雄平選手(35)=外野手=、上田剛史選手(31)=同=、山中浩史選手(34)=投手=が参加。守備練習では、選手からノックを受けてキャッチの仕方などを学び、山中投手が本気の投球を見せた。間近でプロのピッチングを見た子どもたちは「すごい!」と興奮した様子だった。雄平選手と上田選手がグラウンドの端と端から遠投を披露するなどした。
バッティング練習では、雄平選手がバッティングのコツとして「1つは、どんな球がくるかは分からないので守備と同じで打てる準備をすること。2つ目は、左打者は時計で言うと5時、右打者は7時の位置にボールを当てるようにすると、強いライナーやホームランにつながる。3つ目は、打った後にフラフラしないようにすること」とアドバイス。雄平選手が投げる球を打って実践した。
教室終了後は、チームごとに記念撮影をしたり、グローブやバットが当る抽選会もあり、盛り上がった。北浜スポーツ少年団の高橋卓人選手(12)は「教室だけでなく、これからの練習でも教えてもらったことをしっかりと生かせるようにしたい。プロに教えてもらう機会はあまりなので、これからもしっかり取り組んでいきたい」と話した。
また、前日の15日には長野恭紘別府市長を表敬訪問。竹内社長が「地域貢献ということで、現役選手が来てもらっています。高学年を中心に教室をやることにしています」とあいさつ。長野市長は「子どもの頃にプロに直接教えてもらうことはなかなかない良い経験だと思う」と話した。