朝日大平山地区館のシニアカレッジ

シニアカレッジで参加者は交通安全危険予測シミュレータを行った

 別府市朝日大平山地区公民館(笠置高明館長)は湯のまち学びのカレッジ「シニアカレッジ」を12日午後1時半、同地区館で開催し、61人が参加した。
 講師は、別府警察署の吉野翔さん(交通課交通安全教育係長)、杉井健志さん(生活安全課主任)、大分県警本部交通企画課の森弘俊さん(係長)、中谷俊さん(巡査部長)の4人が務めた。
 今回のテーマは、「交通事故対策・『私は騙されない』と思った時が詐欺の始まり」。
 川野正子シニアカレッジ代表委員長、笠置館長のあいさつ後、講演が始まった。
 杉井さんが、別府署管内の特殊詐欺被害の状況を説明した。
 「電子マネーやWebマネーは、詐欺のキーワード。詐欺の手口は、封筒の入れ替え、裁判所からのハガキなどいろいろある。いつ、自分がだまされるか分からない状況にある」と述べた。
 電話を使った詐欺に引っかからないためには▽留守番電話設定にしておく▽電話に出たときに名乗らない▽お金はかかるが「自動警告・通話録音機」を設置する―などの対策がある。
 続いて、吉野さんが交通安全に対して説明した。
 「運転者は、信号のない横断歩道に歩行者がいたら止まるように。歩行者は、『車が止まらない』と思っていた方がよい。止まったことを確認し、渡って下さい」と述べた。
 市内で発生している事故の形態は追突が最も多く、約4割を占めている。車間距離と時間にゆとりを持った運転が必要。
 森さんと中谷さんが講師を務め、参加者は交通安全危険予測シミュレータを体験。車だけでなく、自転車やバイクにも注意しながら横断歩道を渡った。

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