1日から街頭募金運動始まる

師走の別府市内で経文を唱えながら托鉢
JR別府駅前で愛の鍋募金を実施

 師走に入り、1日から歳末助け合い運動が始まった。
 別府市仏教連合会(長山憲隆会長)は、午前9時半から、歳末助け合い托鉢を行っている。托鉢は昭和22年から続けられており、昭和59年から別府市社会福祉協議会、同61年から別府市共同募金会に寄付をしている。
 中央町の西法町に12人が集まり、田口学正副会長(日蓮宗本光寺住職)が「現行のシステムになったのは昭和22年からだが、托鉢はその前からやっていた。昭和、平成、令和と続いているもので、ずっと続けなければと思います。当初は困った人にと始めたようですが、最近では、あちこちで災害が起きており、大変な時代。そういう所に少しでもお役に立てればと思います。各宗派が手を結び、仲良く力を合わせてやっていかなければいけないと思う」とあいさつ。黒い袈裟と網代笠姿で流川通りを歩き、協力を呼び掛けた。托鉢は6日まで、市内各所で行われる。
 また、別府市共同募金委員会(塩地奎三郎会長)は、街頭で「愛の鍋募金」活動を行っている。福祉団体やNPOなど12団体が市内各所に立ち「愛の鍋にご協力ください」と声をかけ、通りかかる人は鍋の中に浄財を入れた。街頭募金は7日まで行われる。昨年度は、66万3364円が集まった。

コメントを残す