大分県立別府鶴見丘高校は令和元年度後期生徒会リーダー研修会をこのほど、校内にある鶴嶺会館で行った。生徒会執行部と1、2年の各クラス委員長ら約30人が参加した。
課題に気づいて、その解決法を探るための課題意識を高め、リーダーにとって必要なことは何かについて考えるもの。
研修1では、資産共有アプリとして誕生したnukumoが北浜で展開するまだ食べられるのに捨てられる予定だった食料を使って、美味しい料理とそのストーリーを提供するレストラン「トラシュキッチン」を運営するおぐりんさんらが講師となって、起業やレストラン経営などの実体験について話をした。
研修2では、7つのグループに分かれて、鶴見丘における課題を見つけてそれを解決するために必要なことをについて話し合い、その上でそれぞれがが考えるリーダーシップについて発表。「みんなと同じ目線に立つこと」「人の話がちゃんと聞ける」「自分の価値観を押し付けない」「自分の言葉や行動に責任が取れる」「自分の意思をしっかり持っていて、他人を尊重できること」など多くあがった。
課題と対策については「指示待ち人間の殻を破る。リーダーがいない時でも、自分で考えて動けること。そのためにも、ルールを明確にする必要がある」「校則の解釈が学年ごとに違って分かりにくいので、全校で共通認識を持つことが大切」「集会で私語がやまなかったり、購買で割り込んだりする人がいる。マナーについて話し合う」などの意見が出た。