別府市総合戦略推進委員会(委員長・鶴田浩一郎ジャパン・オンパク代表理事、14人)は、令和元年度第2回の委員会を開き、平成30年度のべっぷ未来共創戦略4事業について検証・評価を行った。
対象となった政策は▽産業連携・協働プラットフォームの構築による産業活性化=鉄輪のコワーキングスペース「aーside満寿屋」の取り組み▽地熱を活用したビジネス展開の検討=バスクリンとの連携▽日本版CCRC(高齢者が自立して生活し、社会活動に参加し、介護が必要になった場合でも医療を受けながら暮らし続ける仕組み)の実現に向けた検討▽別府版DMOの設立に向けた検討ーについて担当課が事業内容を説明し、内部評価を示した。
「aーside満寿屋」については、観光しながら働く「コワーキング」を進めており、委員から「面白い取り組み」と一定の評価を受け、内部評価Bが認められた。バスクリンとの連携は、「日本の名湯シリーズで別府温泉を出しているが、売り上げはすべてバスクリン。別府とはどう連携するのか」と質問。温泉課は、ONSENアカデミアでの発表やイベントへの協力をあげ、同じくB評価。
CCRCは、高齢者だけでなく、誰もが自分らしくイキイキと暮らせるまちづくりを目指しているが、方向性がまだ見えておらず、C評価。DMOは「ビービズリンクは手一杯で、今の人員ではやりきれないのではないか。実行部隊が別にいるのではないか」などの意見が出て、B評価とした。