恒松恵典さん秋季善行表彰を受賞

秋季善行表彰を受賞を長野市長に報告した恒松さん(中央)

 別府市内竈の恒松恵典さん(74)が、日本善行協会(勝野堅介会長、東京都)の秋季善行表彰を受賞し、9日午後1時半、長野恭紘別府市長に報告をした。
 恒松さんは、華つねまつを経営する傍ら、子どもたちのフラワーアレンジメント指導にも力を入れてきた。平成12年から大分県技能士会の「ものづくり体験教室」を実施し、月2回、19年間で456回開催するとともに、留学生にも日本文化の生け花を指導。平成20年度から県フラワー装飾技能士会長を辞める5年ほど前まで県内の4つの高校で技能検定国家資格3級の指導を行い、高い合格率だった。「現代の名工」にも選ばれ、気さくな人柄で親しまれている。現在はお店の経営も息子に譲り、県フラワー装飾技能士会の顧問、内竈自治会長などとして活躍を続けている。別府市からの受賞は2人目。
 善行表彰は、善行精神の普及と実践を通じて、明るい住みよい社会環境づくりに努めるもので、戦前戦後を通じて、青少年問題に取り組むとともに、町をキレイにする運動などを実践。表彰は春と秋、特別(5月)がある。
 報告会には、恒松さん、推薦者の井上隆喜石垣東2丁目自治会長、上村松治別府市青少年育成市民会議会長が同席。井上会長も自然環境の部で平成29年秋に別府市として第1号の表彰を受けている。
 恒松さんは「素晴らしい賞をいただきました。社会貢献をしたいと思いながら、楽しくやってきました。子どもたちのためにしたいことはまだ沢山ある。私にとっては、一番、心に響く賞。これに恥じないようにしていきたい」と意気込みを語った。
 長野市長は「地域で色々な活動をされているのは、誰もが認めるところ。素晴らしい賞で、おめでとうございます」と祝福した。

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