令和元年第4回別府市議会定例会は13日午前10時、再開し、一般質問が始まった。初日午前は、堀本博行氏(公明党)、河野数則氏(自民党議員団)、森山義治氏(市民クラブ)が市営住宅の管理運営、市営温泉の入浴料改定、ざぼん園、高齢者の運転免許証の返納などについて質問した。
午後からは、続いて森山氏、小野正明氏(自民新政会)、阿部真一氏(自民党議員団)の3氏が質問する。
市営温泉の入浴料改定
堀本博行氏(公明党)
堀本博行氏は、市営温泉の入浴料改定について「来年10月から改定について、どのように周知徹底をするのか」と質問。
野田哲也温泉課長は「今後、3月議会に条例改正案を出すまでの間に、使用料の改定と合わせてパブリックコメントの実施。関係団体などへの説明をしていく。方針案の見直しについては、パブリックコメント、関係団体や市民の皆さんの意見をうかがいつつ、判断していく」と答えた。
「共同温泉との関連だが、話し合いなどをしているのか」と質すと、野田温泉課長は「毎年6月ごろ、説明会をしている。共同温泉の一部から、市営温泉の入浴料が安いという意見が出ていた。料金の見直しについて、早急に検討してもらいたいという意見があった」と答えた。
堀本氏は「共同温泉もさまざまな温泉があり、さまざまな現状がある。指定管理制度との連携はどうしているのか」と質問。
野田温泉課長は「利用料金制をとっている温泉施設では、指定管理者による料金設定が可能。今回の改定で料金設定が複雑になるため、市が示した改正案を前提に指定管理者に質問する」と答えた。
堀本氏は「今回の改定は、心ある改定のやり方があると思うので、段階的に上げてほしい」と要望した。長野恭紘別府市長が「来年から、意見を聞いて市民生活に出来るだけ緩やかに変化するようにしたい」と答えた。
このほか、市営住宅の管理運営などについても質問した。
高齢者の免許証返納
河野数則氏(自民党議員団)
河野数則氏は高齢者運転免許証の返納について「別府市は扇状地で坂が多い。免許証を返納した高齢者が、電動アシスト自転車を購入しており、1カ月に3、4台売れている現状がある。電動アシスト自転車に乗って買い物に行く人が多くなっている。市も調査し、元気な高齢者に普及してもらいたい」と質問。
田辺裕防災危機管理課長が「高齢者の免許証返納後の移動手段の確保についてだが、健康増進などの利点がある電動アシスト自転車を含む多様なモビリティを普及促進することが有効としているので、国の動向や他市の導入事例を参考にして検討したい」と答えた。
「別府市が独自に考えて出来ないか。全国の考え方ではダメなんだ。別府市が先んじて考えないといけない。安心、安全な道路を整備しないといけない」と質すと、内田剛共創戦略室長が「本市にとって有効な需要があれば研究していきたい」と答えた。
また、道路整備について「センターラインの無い道路が多い。側溝を利用する方法があり、車が側溝の上を走り大きな音がする。側溝を5㍍行ったら道路にするといった道路整備をすればいいのではないか。自転車も歩行者も歩けるようにできないか」と質問。
松屋益治郎道路河川課長が「場所によっては、ふたを変えているところもある。今後も、安全に通行できるように配慮していきたい」と答えた。
このほか、ざぼん園などについても質問した。