別府市のデジタルファースト

デジタルファースト宣言を受けてペーパーレス会議が始まった

 別府市は、行政運営のデジタルファースト実現に向けて、タブレット端末を利用したペーパーレス会議を23日午前9時から行われた行政経営会議からスタートさせた。
 別府市は、6月に「BEPPU×デジタルファースト宣言」を行った。デジタルの力を活用して、市民サービスの向上、地方創生、生産性の向上、働き方改革などを進め、モデル都市としてのブランドを確立させるというもの。
 ペーパーレス会議で行政コストの削減や、デジタルデータとして持ち運べることで、意思決定の迅速化を可能にする。一方で、どこにでも持ち運べるだけに、端末の管理などより慎重さが求められる。
 行政経営会議は、部長級以上で行う会議で、月2回行われている。全員がタブレットを持つ。冒頭、情報推進課が取扱いの注意事項などについて説明をして、会議に入った。会議終了後、長野恭紘別府市長は「今日からスタートしたばかりなので、回数を重ねるごとに高度に使いこなしていけるようになれば、とても便利なツールになると思う」と話した。
 タブレットは30台導入し、部長級以上に20台、残り10台は各課がペーパーレス会議をする際に貸し出すことにしている。
 デジタルファースト宣言以降、別府市では、コミュニケーションアプリLINEや職員が入力作業をする定例作業の自動化を図るRPAを導入してきた。今後は、LINEの内容充実を図っていくという。

コメントを残す