モデル地区訓練の緑丘地区事前協議

来年2月のモデル地区訓練に向けて、事前協議を実施

 今年度、避難所運営訓練のモデル地区となっている緑丘地区で第2回訓練前協議が18日午後7時から、市役所で行われた。約90人が出席。
 避難所運営マニュアルに沿って地域で様々なことを想定しながら、災害等が発生した際にスムーズな運営を行うことを目的に、昨年度から取り組んでいる訓練。運営委員に参加しているのは、荘園北町、実相寺、東荘園、緑丘町、鶴見、市立緑丘小学校。
 自治会長や防災士が全体管理を行い、総務、被災者、情報広報、施設管理、食料物資、救護、衛生、ボランティアの8班に分かれ、各町から運営委員を選んでいる。
 田辺裕・市防災危機管理課長が「こういった会を通じて、顔見知りになって、何かあった時には頼りにできる、相談できる関係が出来ればと思います。みんなで作りあげていくものなので、議論を深めてもらいたい」。開催地の地元を代表して塩地奎三郎市自治委員緑丘地区支部長(東荘園自治会長)は「いろんなことはあると思うが、一緒になって議論していきましょう」とそれぞれあいさつ。
 班ごとに分かれて、想定される必要なものや行動について熱心に意見交換が行われた。避難所内のトイレなどの表記を多言語にしたり、イラストで分かりやすくしたりと工夫。また、連携が必要な部分については、代表者が別の班に出向いて事情を説明して、連携が可能かどうか話し合う姿も見られた。どの班も他の班との連携が少なからず必要となるため、総務班が中心となって連携をとることなどを確認した。衛生班は、実際に簡易トイレを組み立てる訓練も行った。
 本番は来年2月9日で、1月には最終的な決定を行う事前協議の3回目を開くことにしている。

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