立命館アジア太平洋大学(APU)の学生団体SAS(ステューデント・アクティビティ・ステーション)が内閣府が行う「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」で内閣総理大臣表彰を受賞した。
同賞は、社会貢献青少年表彰として行ってきたものを、平成27年度から名称を変更して実施しているもので、子供や若者が、地域や社会の輝く未来に向けて行った社会貢献活動において、顕著な功績があった個人又は団体を表彰している。
SASは、2008年に設立され、様々な企画の実施を通して、APU生と地域をつなげる活動を行っている。別府市だけでなく、日出町や大分市でも活動をしており、公民館や児童館、小中学校を中心に地域住民との交流を含むまち歩き企画などを行っている。年間20件以上の活動を続けている。昨年度は、活動に学生延べ150人、地域住民延べ1142人が参加している。
3人の代表の1人である中森沙綾さん(4回生、神奈川県出身)は「令和元年に発足から11年を迎えました。今回、内閣総理大臣表彰を頂けたことは、これまで学生への地域交流支援を継続して行ってきた成果だと受けとめ、大変光栄に思います。また、これまで活動を応援してくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。私たちは国際学生が多いという大学の特徴を活かし、さまざまな国や地域の文化紹介や英語を学んでもらうイベントを、主に地元の小・中学生を対象に行っています。学生と子供たちが楽しそうに交流している姿を見るとうれしくなり、また励みにもなります。団体名にあるステーションには『人がたくさん集まる場所』という意味があります。今後も、学生と地域の方々との繋がりや輪を広げられるように活動の幅を広げていきたいです」と話した。