別府翔青に全国優勝の記念碑を設置

東京五輪を目指す田中選手(右)と聖火ランナーに決まった山本選手

 大分県立別府翔青高校(阿南典久校長)は、昨年8月に開催された全国高等学校総合体育大会(インターハイ)や9月に開催された第74回国民体育大会などで優秀な成績を残した、水泳競技の競泳、田中大寛選手(18)=3年生=と飛込の山本馨選手(17)=2年生=の全国大会優勝記念碑の除幕式を21日午前9時35分、正門から入ってすぐの敷地内で行った。PTAや同窓会が協力した。
 田中選手は、インターハイで男子100㍍自由形で49秒83の大会新記録で優勝し、200㍍自由形も優勝。国体では、少年男子A50㍍自由形、同100㍍自由形で優勝を飾った。すでに、早稲田大学への進学が決まっており、東京五輪出場を目指している。
 山本選手は、インターハイで飛板飛込で優勝、男子学校対抗で大分県の初優勝に貢献。国体では高飛込で大分県勢としては初めての優勝を飾った。今年行われる、東京五輪・パラリンピックの大分県の聖火ランナーを務めることが決まっている。
 除幕式では、2人で一緒に除幕。阿南校長が「インターハイと国体で、2つの日本1を取ってくれました。みんなに、元気と勇気と栄誉を届けてくれました。五輪の火を翔青から灯してもらいたい」とあいさつ。沼田守生PTA会長は「素晴らしい金字塔で、うれしく思います。一層精進をして、さらに上を目指してほしい」とエールを送った。
 田中選手は「立派な記念碑を建ててもらい、ありがとうございます。日頃の努力が実り、優勝という結果を残すことが出来ました。自分の力だけではなく、熱い応援やサポートのおかげ。世界で活躍できるアスリートになりたい」。
 山本選手は「この結果は、自分自身だけではなく、学校、指導者の先生、家族などのおかげです。一喜一憂することなく、さらに上を目指していきたい」とそれぞれ力強く語った。

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