緑丘地区で避難所運営モデル訓練

体育館前で様々な背景のある住民らを受け入れる訓練

 緑丘地区で令和元年度モデル地区避難所運営訓練が9日午前8時20分から、別府市立緑丘小学校で行われた。住民ら関係者約320人が参加した。
 突発的かつ大規模な災害が発生した場合に、地元の自主防災会と行政が協力・連携して、地域主体で避難所の運営が行えるように、事前にマニュアルを作成。地域の実情に合わせた運営が出来るか、実際に訓練を行って検証をするのが目的。避難所運営訓練は昨年度から始めて2年目で3回目のモデル訓練。これまで、過去3回にわたり事前協議を重ねてきた。
 南海トラフ巨大地震が発生して、別府市は震度5強を記録。地震から1時間45分後には約5㍍の津波が到達して、多くの人的・物的被害が発生したーとの想定で実施。8時半を過ぎると、地域住民が歩いて避難を始め、ペットを連れている人、車いすの人、盲導犬を連れている人、旅行客など様々な人が避難所を訪れた。受付では、運営する住民が体調や非常時の連絡先を聞くなどした。
 また、会場には、茨城県境町からトリプルハイブリット車、日本ムービングハウス協会などが移動式木造住宅や軽量トレーラーキャビン、大分県や県薬剤師会によるモバイルファーマシーによる医薬品供給などを行った。
 時間の経過と共に、問題が変化していき、協力して避難所運営を行った。

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