東京パラリンピック出場を目指している視覚障がい者柔道選手のサポートしている(株)KALORの広報によると、2年前に別府市で合宿したパラ女子柔道の半谷静香選手(福岡県出身、48㌔級、エイベックス株式会社所属)をはじめ、小川和紗選手(千葉県出身、70㌔級、株式会社オー・エル・エム所属)、工藤博子選手(大分県出身、63㌔級、シーズアスリート所属、ユナイトアンドグロウ社員)は8日、ドイツのハイデルベルクで開催された「インターナショナルドイツパラ柔道チャンピオンシップ2020」に出場。半谷、小川両選手が銅メダル、工藤選手が銀メダルを獲得した。東京パラリンピックに大きな自信となったようだ。
3選手は2試合目以降、横四方固め、体落とし、大外刈りなどで勝利をつかんだ。
半谷選手は「東京パラリンピックを半年後に控えている今、世界大会の表彰台に乗る事ができて嬉しく思います。初戦の世界ランキング1位の選手には負けてしまいましたが、練習したことが発揮できた試合内容だったと思います。東京パラリンピックで一番良い色のメダルを獲得できるよう頑張りたいと思うので、応援よろしくお願い致します」。
小川選手は「金メダルを目指していましたが、納得いかない結果に終わってしまったので、次は一番いい色のメダルを取りたいです。現在、ライバルのブラジルに対して秘策を特訓中なので3月の東京国際大会でリベンジしたいと思います」。
工藤選手は「今回は世界大会で初の銀メダルを獲得することができました。少しずつですが、海外で戦っていくため、力がついてきているのを感じています。東京パラリンピックの内定に向け、日々邁進していきたいと思いますので、地元の皆さん応援よろしくお願い致します」とそれぞれコメントしている。