別府市議会の予算決算特別委員会(黒木愛一郎委員長)は、会派代表質疑を10日午後1時から再開した。
山本一成氏(自民新政会)は、ビービズリンクに要する経費について「儲かる別府の中心として作った。どれぐらい儲かっているのか」と質問。
長野恭紘別府市長が「観光部門と産業部門がある。ビービズ自体が儲け、経済を回せたかを示せるものが必要だと思っている。市内にどれだけ還元できたか、儲かったかを早めに示したい」とした。
山本氏は「民間から優秀な人材を呼んでトップにして、独立採算制にしなければ、本当に目指しているものにならないのではないか。将来を鑑みて、思い切ったことをやるべき」と指摘した。
加藤信康氏(市民クラブ)は、みんなでつくる健幸のまちべっぷに要する経費について「市民の健康に関わる組織を機構改革でいきいき健幸部に集約するというが、どのようにアピールするかが大切だと思う。市民の目線を健康に引き付ける良いチャンスだと思う。意気込みを市民に伝える必要があるのではないか」と質問。
猪股正彦いきいき健幸部長は「働き盛り世代や健康無関心世代にどのようにアプローチできるか。生活習慣改善のきっかけづくりをしてもらい、自主的な健康づくりに継続して取り組めるようにしたい」と答えた。
平野文活氏(日本共産党議員団)は、国民健康保険事業特別予算全般について、「市民が幸せを実感できるまちになっているかは、国保と介護保険事業で検証できると思う。令和2年度は、収入が減る案になっているが、要因は何か」と質問。
安藤紀文生活環境部長が「被保険者数と世帯の減少を踏まえて推計している」と答えた。
平野氏は「負担率は上がっている」として、両特別会計における保険税額について「負担率の軽減が、加入者が幸せを実感できるポイントになるのではないかと思う」とした。