祖母と孫の「141歳の写真展」

若い人も訪れている「141歳の写真展」

 昨年100歳を迎えた福田サヨさんと孫の東京神父さん(41)は「141歳の写真展」を4月12日まで、トキハ別府店1階センターモールで開催している。入場無料。
 福田さんが「大正、昭和、平成、令和」の4つの時代の一瞬を切り取ってきたフィルム写真と、東京神父さんが出会ってきた人物のデジタル写真を合わせて約3千点展示している。
 福田さんは、戦争写真、花の写真、風景写真などを展示している。特に戦争写真は、戦時中の満州で撮影した展示物だけでなくアルバムもあり、キャプションもついているため、とても貴重なものとなっている。また、下から当てられた光で一枚ずつポジフィルムを置くと画像がカラーで確認することができる。東京神父さんは、主に人物写真。別府の人や町の表情を切り取った写真だけでなく、2018、2019年の温泉まつりの様子を撮った写真も並んでいる。特に、温泉まつりの写真は「言葉でもらえる恩返し」として、壁にメッセージを記入すれば、最大で8枚もらうことができる。
 福田さんは61歳のときから写真を始め、女性だけのカメラサークル「写団なでしこ」に参加。約40年間、夢中で続けてきた。東京神父さんは、祖母の背中を追うようにカメラマンを志した。現在はプロとして東京を拠点に活動している。
 東京神父さんは「写真を使って別府を盛り上げたいし、別府の面白さを知ってもらいたい。写真を展示しているブースも手作りで、ボランティアの方々の協力で出来た。吹き抜けになっており、上から見てもこの空間が1つの作品となっている」と話した。

141歳の写真展は5日までに変更

 昨年100歳を迎えた福田サヨさんと孫の東京神父さん(41)の「141歳の写真展」の会期が、5日までに変更された。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため。
 トキハ別府店1階センターモールで開催している。3、4、5日は混雑が予想されるため、入場規制をかけて密集地帯を作らない対策を行う。主催者は、来場者にマスク着用、手洗いの励行など新型コロナウイルス対策を呼びかけている。
 当初の予定だった6日から12日までの7日間は、新型コロナウイルスの収束後に日程調整して行う予定。
 問い合わせは、同展実行委員長の東京神父さん(電話090・5509・3679)まで。

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