新型コロナ影響者を臨時職員で採用

コロナの影響で職を求める人に対する臨時職員の面接が始まった

 別府市は21日午前9時半、新型コロナウイルス感染症緊急対策に伴う臨時職員の採用面接を市男女共同参画センターでスタートさせた。
 市内在住及び市内の事業所に勤務して、新型コロナの影響で収入が減少した人や解雇、採用内定取消などとなった人(平成14年4月1日までに生まれた人で、学生等は除く)を対象に500人程を会計年度任用職員(臨時職員)として令和3年3月31日まで雇用するというもの。
 現在休業中で、会社等に籍を置きながらの副業も可とした。20日までに73人からの申し込みがあり、1日約30人ほどの面接を順次行う。
 初日は26人の面接を実施。会議室2部屋を使い、1部屋に1人ずつ、約30分の間隔を開けて行った。面接をする職員との間には、飛沫防止のためのアクリル製のボードを設置して感染防止対策を徹底した。
 4月にストレッチ専門店を立ち上げたばかりで、19日から感染拡大防止のため休業をしているという川崎康弘さん(40)は「隣接するジムの会員も少ないし、一般の人も受け入れているが、まったく来ない。ある程度想定はしていたが、こんなに影響があるとは思わなかった」と話す。理学療法士の資格を持ち、ムエタイの選手で3月にはデビュー戦をビーコンプラザで控えていたが、タイから選手が来られない状況や大勢の人が集まるイベント自粛のため試合がなくなった。「自分1人なので、生活するために働きたいと思った。試合が再開できれば、試合をしたいので、練習する時間も必要なので、半日働けるように希望した」。
 市では、3種類の勤務形態から希望を聞き、資格の有無や適正などを判断しながら、配置を決めていく。仕事内容は、事務補助や軽作業となる見込み。
 受付期間は5月29日までで、事前に電話で面接予約を。申し込み・問い合わせは職員課(電話21・1115)へ。

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