新型コロナ関連の経営相談

西謙二別府商工会議所会頭

 別府商工会議所は、新型コロナウイルスに関する経営相談窓口を設置し受け付けている。感染拡大の中、サービス各業界は「自粛」や「休業」に晒され、深刻な経営環境の悪化に直面している。
 窓口はすでに1月29日から設置しており、相談件数は4月14日の時点で169件が寄せられている。相談の多くが融資相談。
 内訳は、飲食業65件(全体の38・4%)、サービス業28件(16・7%)、製造業23件(13・6%)、小売業23件(13・6%)などとなっている。特に飲食業からの相談は2月から多くなっており、自粛ムードでさらに増えている状況。お客は来ない(収入がなくなる)が家賃などの固定費は出る(支出はある)状況のため、運転資金の相談が多い。
 小規模事業者経営改善資金(通称、マル経資金)の別枠で1千万円の融資を受けることができる。対象事業者は、従業員が20人以下(宿泊業を除く商業・サービス業は5人以下)で、最近1カ月の売り上げが前年または前々年の同期と比較し5%以上減っている小規模事業所。融資利率は当初3年間に限り、通常利率より一律0・9%減となる。11日の時点では、0・31%。無担保、無保証人。借入期間は、運転資金7年以内(据置3年以内)、設備資金10年以内(据置4年以内)
 西謙二会頭は「会議所はコロナウイルス相談窓口を設置し、市内事業者の皆様を強力にサポートしています。なんでもお気軽に相談をよせてください」と話している。
 問い合わせは、別府商工会議所(電話25・3311)まで。

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