杵築市が新型コロナ対策を説明

新型コロナの対策等について話す永松市長

 杵築市の永松悟市長は23日午後1時半、市役所で行った定例会見の中で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策について説明をした。
 これまで、市の公式ホームページや各家庭に配布している防災ラジオで国や県の動向、手洗い、咳エチケット、発熱時の受診方法などの情報提供を行い、受診や予防に関する相談を電話で受付けてきた。
 また、医療機関に2400枚、高齢者福祉施設に6700枚のマスクを配布。幼小中学校、放課後児童クラブ、地区公民館に消毒液を配布した。
 学校も6日までは教育活動を行わないことを決めており、行事やイベント等3密(密集、密接、密閉)が懸念されるものについては軒並み中止、延期を行っている。ゴールデンウィークには、多くの人が訪れる「きつきお城まつり」や「やまが温泉エビネ祭り」それに伴うマラソン大会などを中止。ツール・ド・国東は11月15日に開催が延期された。
 そんな中、学校に通えない子どもたちのために何か出来ないかと考え、外国語指導助手(ALT)がケーブルテレビ(KDT)で子どもたちに向けた英語の授業を行うことになった。今年4月から小学校の英語授業を開始されることもあり、クイズや早口言葉など楽しみながら英語を学べる番組が制作されることに。出演者は基本的に英語のみで話し、必要に応じて日本語のテロップを入れるという。出演は、ALTのアーロン、オードリー、ピーキーの3人の先生。27日から5月3日まで1日2回、小学生向けのトライアル放送がスタート。5月4日からは中学生向けの番組も始まる。2つのプログラムとも、月1回の更新を予定している。
 その他の対策について、永松市長は「現場の情報を大事にしながら、対策を協議している」とした。

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