ドクター「アキノ」コロナを斬る!⑥

▽解説者=公明党参議院議員(医学博士)=秋野公造氏

「最後に一言」

 新型コロナウイルスは私たちの体内で増殖します。人と人との接触を避けて、ウイルスがうつる場所を失えば、ウイルスは死滅します。私たちの行動で蔓延を抑えることができるのです。3つの「密」は絶対に避けて頂き、GWの外出自粛にご協力をお願いします。

Q・公明党の取り組みは?

コロナ感染初期診断に「パルスオキシメーター」の
利用を呼びかけ、山口那津男代表に補足解説する

A・専門家会議の設置を提案し、情報の的確な発信をリード。24時間対応の相談窓口や検査体制などの強化・拡充を推進。遠隔診療を初診から行うことを実現。
 公明党は感染拡大防止へ、医療体制の充実・強化に全力を挙げています。政府に行った提言は、経済対策を含め5回に上ります。
 中でも公明党の提案によって、政府の対策本部の下に「専門家会議」が設置され、専門家の知見を国の対応策に生かせるようになりました。同会議は、迅速かつ適切な情報発信に大切な役割を担っています。
 また国民一律10万円の公平な給付は党の存在意義をかけた取り組みでした。さらに、感染の疑いのある人の相談窓口である「帰国者・接触者相談センター」の全都道府県への整備と24時間対応化を進めました。PCR検査も必要な人が必ず受けられるよう、保険適用を実現。感染拡大予防のため、遠隔診療を初診から保険適用にすることを実現し、確定申告受付期限を4月16日まで延長させることなどにも尽力しました。  (おわり)

プロフィール

秋野 公造(あきの こうぞう)氏

 1967年生まれ。参議院議員。医師・医学博士。
 長崎大学、横浜薬科大学、長崎外国語大学、広島大学大学院、北海道医療大学、福岡大学、長崎国際大学、福島県立医科大学、和歌山県立医科大学の客員教授、東北師範大学客座教授。
 1992年に長崎大学医学部を卒業。96年に同大学院医学研究科修了。
 長崎大学、Cedars-Sinai Medical Center、厚生労働省に勤務。2009年、東京空港検疫所支所長として新型インフルエンザ対策の最前線に立つ。
 同年厚生労働省を退職。10年、第22回参議院議員通常選挙(比例代表区)にて当選(2期目)。
 胃がん予防のためのピロリ菌除菌の保険適用などを実現。環境大臣政務官・内閣府大臣政務官。参議院災害対策特別委員長。参議院法務委員長。参議院総務委員長を歴任。現在に至る。
 著書に胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる(潮出版社)(潮新書)、足病の教科書(三五館)、フットケアで寿命を延ばす(PHPエディターズ・グループ)、てんかんの教科書(メディカルレビュー社)、やさしい腎代替療法(西村書店)、幽門螺旋桿除菌在日本的応用推進(吉林大学出版社)など。

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