別府市議会の議会運営委員会(首藤正委員長)は7日午前9時、市長の要請を受けて開会する令和2年第2回臨時議会の開会にむけ、委員会を開いた。
臨時議会は8日午前10時から開会し、新型コロナウイルス感染症対策に伴う一般会計補正予算案122億2100万円(補正後の予算額686億8950万円)と「別府市新型コロナウイルス感染症対策おもいやり基金条例」の制定についてを上程する予定。
補正予算案では、特別定額給付金の給付(全額国の補助)117億8631万7千円がもっとも多く、生活困窮者自立支援に要する経費、障害児通所支援に要する経費、小・中学校の給食に要する経費など、多くが国や県の事業の実施のための予算となっている。
別府市独自事業では、児童健全育成に要する経費として、放課後児童クラブ利用料減収補てん補助金として994万5千円、小・中学校のICT環境整備に要する経費として、指導者用タブレット端末の整備費として、小学校270台と端末設置支援業務委託料合わせて1955万2千円、中学校170台と端末設置支援業務委託料合わせて1216万円を計上する。
また、「おもいやり基金」は条例制定後、すでに寄せられている寄付金900万円を積立金として積み立てることにしている。現在も多くの積立金が寄せられているという。
本会議は換気のため、議場の一部のドアを開ける他、議員は任意でマスクを着用。感染拡大防止のため傍聴は自粛してもらう。さらに、スピード感を持って対応するため、委員会付託は行わず、議案質疑後に表決を行うことを確認した。