「湯山の里温泉」を地元住民にお披露目

乳白色の湯、二人の滝湯など数種類の露天風呂が完成した
草牧徳明さんらが足湯を堪能した

 湯山地区の恒松栖さん(82)が共同代表を務める湯山4組の「湯山の里温泉」は3、4日、近隣住民にお披露目した。
 4日午前11時、草牧徳明さんら4人が谷川沿いの秘湯「湯山の里温泉」を訪ねた。恒松さんや小俣勝廣さんが案内する中、家族風呂「谷の湯」、露天風呂の「温泉湧き出し浴場」「せせらぎの湯」「乳白色の湯」「二人の滝湯」などを見て回り、「向き合いの足湯」を堪能した。
 草牧孝子さんは「適温で長く浸かれるのは良い。足がポカポカする」、草牧徳明さんは「街中から来たら、自然も豊かでとてもいいなと思う」とそれぞれ話した。
 恒松さんは「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、『皆さん、どうぞ来てください』とは言えない。完成し保健所の許可も得たので、まずは地域の人を呼んでお披露目した。新型コロナウイルスが収束したら、竹林の中の露天風呂として、癒されてほしい」と語った。
 「湯山の里温泉」は4月17日、大分県東部保健所の許可を得た。当初、3月20日にオープンする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点ため、オープンについては検討中。
 「湯山の里温泉」は、恒松さんや小俣勝廣さんを始めとした多くの人の協力を得て、竹林約5㌶の3分の1を整備。太陽の光が入るように竹を伐採し、温泉までの道も整備した。
 コースは2つあり、家族湯利用コース(家族風呂と露天風呂の利用可、家族3人・2時間で3千円、1人増すごとに500円追加)、見学・体験コース(露天風呂のみ、個人・グループで利用、1時間1人600円)。露天風呂入浴は水着が必要。
 営業時間は、午前9時から午後5時。定休日は不定休。
 問い合わせは、同所(電話090・4988・4179)まで。

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