光綜合工業が創業50年で500万円寄付

「新型コロナの影響で困っている人のために使ってほしい」と寄付

 別府市石垣東の光綜合工業株式会社(大附嘉孝代表取締役)は4月30日午前11時、別府市役所で新型コロナウイルス感染症対策にと500万円を寄付した。
 光綜合工業は来年6月で創業50周年を迎える。50周年事業に向けて積立をしてきたが、今回、新型コロナで多くの人が影響を受けていることを考え、少しでも役に立てればと寄付を決めた。30周年の時には市観光協会へ、40周年の時には別府市に寄託して東日本大震災の被災者へ寄付をしている。
 大附代表取締役(62)が長野恭紘別府市長に手渡した。大附社長は「思った以上に国の反応は鈍く、遅いと感じている。長野市長はいち早く反応して、市民の不安を払拭するような対策を次々と出してくれた。市民としてうれしく思います。50周年を前倒しして、このタイミングで寄付をと思った。目の前で困っている個人事業主の手助けになればと思います」と述べた。
 長野市長は「日頃から、別府のまちづくりに積極的に関わってもらっています。多額の寄付をいただき、本当にありがたい。国も一生懸命やっているとは思いますが、スピード感と規模感を持って、市民生活を続けていけるように自分たちに出来ることを必至になってやってきたつもり。しかし、限界があります。応援してくれる人のために、基金を作りたいと思っています。多くの困っている市民を応援するために活用させていただきます」とお礼を述べた。寄付金は「別府市新型コロナウイルス感染症対策おもいやり基金」に積み立て、活用される。

コメントを残す