別府のホテルいよいよ再開

「おにやまホテル」の月例会で檄飛ぶ

1日の例会で上月敬一郎社長が社員に檄を飛ばした

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されて迎えた1日、徐々に別府市内の旅館・ホテルが再開している。
 同日から再開した鉄輪の「おにやまホテル」(上月敬一郎社長)では午前10時30分、同ホテル内のレストランホールで月例会を行った。
 社訓、経営理念を参加者で唱和した。
 上月社長が「いよいよ営業再開を迎えました。この間、報道で皆さん十分に新型コロナウイルスのことを認識したと思います。日常生活のサイクルの中で、自分の命を守ることと人様にうつしてはいけないことに関しては大丈夫だったと思います。今度はお客さまを迎えるのですが、お客さまの安全を守ることが一番の目標。泊まってもらい、安全に過ごしてもらい『良かったな。リラックスできた』とのおもてなしをしっかりやって行こう!」と切り出し、
 「6月期は、まだまだお客さまが少ない。飛行機で言うと、離陸したばかり。皆さんの力を貸して下さい!」と檄を加えた。
 女将の上月明美さんは「長い1カ月でした。皆さんと1年も2年も会っていないように感じます。お客さまに安全に過ごしてもらうように、ロビーもしっかり防御対策をしています。お客さまが『ここはきちんと安全対策をしている』と感じたら、それからゆっくり癒しの気分になってもらえる。人と人との距離を取っても、その中に感謝の気持ちを込めて仕事に取り組んで下さい」と話した。
 その後、衛藤昭治支配人が新型コロナウイルス感染拡大防止のための取り組みとして▽スタッフのマスク着用100%▽スタッフの体調を毎日確認▽アルコール消毒液などの100%設置▽ロビーなどの換気30分に1回以上▽お客さまのチェックイン時の体調確認―などを説明した。
 従業員からは熱心な質問もあり、宿泊者に対する「安全・安心」の心がけに努める姿が見られた。

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