別府市が学生エールプロジェクト

学生エールプロジェクトの1つとして土嚢づくりの作業をする学生

 別府市は新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトなどがなくなり、生活が困窮している学生を支援するための「学生エールプロジェクト」を1日から始めた。
 学生が事前に登録をして、別府市が提示した作業に自分が参加できる日、内容を選んで参加すると、謝礼金を交付する。
 初回は、水害等の災害に備えて土嚢を作る作業に3人、南立石公園での清掃活動に2人、防災の英訳に2人が参加した。
 土嚢を作る作業は、青山中学校下にある道路河川課の維持補修班詰所で別府大学と立命館アジア太平洋大学の韓国とベトナムからの外国人留学生が参加。道路河川課職員の指導で袋に土を入れた。土嚢は1個約20㌔㌘で、これから梅雨や台風など、水害が起きやすい時期に市民からの依頼を受けて配るため、日頃から準備をしている。
 3人は手分けをして次々と袋詰めをしていった。2時間ほどで約100個の土嚢が完成した。キム・ジナさん(22)=韓国、別府大学2年生=は「居酒屋でアルバイトをしていたが、なくなってしまい困っていたので、(プロジェクトは)すごくありがたい」と笑顔で話した。
 3日には学生へお米やパスタを配布する食糧支援でも、学生が配る側でも活動を行う。

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