別府八湯ウォーク再開

ガイドの平野芳弘さんや流しのはっちゃんは
フェイスシールドを着けて、参加者はソーシャルディスタンスを保った

 別府八湯ウォーク連絡協議会(平野芳弘共同代表)は別府名物「別府八湯ウォーク」を12日午後8時30分、開催し、大分市や別府市から10人が参加した。
 竹瓦温泉前に集まった参加者に平野代表が「3カ月ぶりに、流しのはっちゃんによる夜の路地裏散歩を開催します。新型コロナウイルスで落ち込んだ夜のネオン街を流しのはっちゃんの演奏で一緒に回りながら、別府の夜の町の元気を取り戻していきましょう」とあいさつ。
 雨が降ったため、本来の竹瓦温泉~ソルパセオ銀座~八坂通りのルートを、竹瓦温泉~ソルパセオ銀座~やよい銀天街に変更した。
 はっちゃんが「春よ来い」などの軽快な演奏に参加者は手拍子をしたり、緊急事態宣言が解除されて居酒屋から出てきたもしくは居酒屋に行く途中の人が演奏を聞く場面もあった。また、店の従業員などが外で休憩していたところ、はっちゃんが「何かリクエストは」と言うと、好きな曲をリクエストしていた。参加者もリクエストして、気軽に答えていた。
 大分市の会社員で友人と一緒に参加した諏訪愛奈さん(20歳代)は「別府が好きで、特に温泉。初めて参加したが、楽しかった。知らなかった店などを知ることができ、映える写真が撮れました」。
 平野代表は「今日は、杉乃井ホテルが再開し、東京アラートが解除された日。八湯ウォークを休止して3カ月、待ちに待ったとき。今までは、八湯ウォークを始めた21年前のようで、寂しかった。まちあるきから、活性化してくれたら嬉しい」とそれぞれ話した。
 「別府八湯ウォーク」は当分の間、5~10人と人数制限をし、完全予約制。参加者は、手指の消毒、マスク着用、検温、支払いはスマホを利用する。全国初の試みとして、無線マイクを使用することでソーシャルディスタンスを確保する。
 別府八湯ウォークの各まちあるき団体の、再開状況は次のとおり。
 ▽すでに再開=別府八湯竹瓦倶楽部、別府八湯達人ガイド部会、浜脇倶楽部、鉄輪湯けむり倶楽部、湯の町ママさんガイド、別府温泉宣伝協会▽20日=別府八湯語り部の会▽21日=朝見地域振興会▽7月以降=別府湾ウォーキング協会、ネコサファリ、亀川温泉龜カメ倶楽部、堀田温泉郷倶楽部、観海寺歴史ロマン街道倶楽部など、NPO法人BEPPU PROJECT、てんてくガイド委員会

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