春の叙勲で瑞宝双光章を受章した、日出町の山茶花保育園元園長の猪股通安さん(79)=別府市在住=が24日午後3時、本田博文日出町長を訪れ、受章を報告した。
猪股さんは県職員時代にケースワーカーを経験し、福祉部門に興味を持つようになった。退職後は、神奈川県の社会福祉法人湘南福祉センター等で働き、昭和55年から日出町の社会福祉法人大神会の山茶花保育園園長を務め、平成10年からは同法人のさざんか児童館長も兼ねていた。いずれも平成23年に退職をしたが、別府市でも民生委員・児童委員をするなど、長年にわたって児童福祉に携わってきた。
本田町長は「これあで児童福祉に携わってきたことが、高く評価されたのではないかと思います。これからも健康で活躍し、協力していただきたい」と労った。
猪股さんは「回りの人に助けられて、今があるという気持ちで、感謝しています。体力的にも弱っていますが、どういう形になるかは分かりませんが、これからも少しでも地域や保育園などにお役に立っていければと思っています」と話した。