大分みらい信用金庫が総代会

総代会の冒頭であいさつをする森田理事長

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長、別府市駅前本町)は、第99期通常総代会(135人)を26日午後3時、ビーコンプラザで開催した。今年は新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、出席者を通常の3分の1の27人とし、委任状を合わせて133人の出席を確認した。
 森田事長が「世界的に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、観光産業は大きな打撃を受けていますが、それだけでなく幅広い業種に深刻な影響を及ぼしています。99期は第3次絆の強化3カ年計画の最終年度で、100期は第4次がスタートする年でしたが、激変する情勢に対応するため、第3次を踏襲しながらみらい信金ブランドである『しんきん感』を浸透させ、単年度で行ないます」とあいさつをした。
 議事に入り、第99期(平成31年度・令和元年度)決算などについて承認した。預金・積金の期末残高は3926億3700万円(前期末比44億4400万円増)。貸出金の期末残高は1977億4千万円(同16億2800万円増)。
 一般企業の売上高に当たる経常収益は57億2700万円で、前年比2億9900万円減少した。業務純益は8億200万円(同5900万円減)。貸出金および有価証券等の利回低下により、資金運用収益が減少したことが主な要因。
 経常利益は3億7600円(同2億2300万円減)、当期純利益は1億8400万円(同2億9200万円減)だった。経営の健全性を示す自己資本比率は13・58%で、前年比0・35ポイント低下となった。金融再生法上の不良債権の合計金額は107億400万円となり、前年比3千万円増加。不良債権比率は5・21%となり、0・01ポイント低下(改善)した。
 役員の選任も行われ、時枝喜久生代表理事副理事長(68)が退任し、非常勤理事・相談役に、非常勤理事・相談役の関啓二前理事長(72)が退任する。他にも、三浦孝一常務理事(65)と藤野幸宏常勤理事(62)も退任。山本眞郎代表理事専務理事(64)が代表理事副理事長、嵩地秀雄常務理事(63)が代表理事専務理事、岩尾利弘常勤理事(61)が常務理事にそれぞれ昇任。新たに執行役員の阿南善則氏(55)と手島賢三氏(54)が常勤理事となった。

連結決算経常収益は58億円

 また、子会社であるべっしん綜合サービスを含めた連結決算の経常収益は58億2800万円(同2億9200万円減)。経常利益は3億8千万円(同2億2600万円減)、当期純利益は1億8700万円(同2億9300万円減)。連結自己資本比率は13・61%となり、前年度比0・34ポイント低下した。

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