別府中央ロータリークラブ(西馬良和会長)は6月26日午後4時10分、別府溝部学園短期大学に留学生に対して、特別支援授与式を同学園で行った。
溝部仁学園理事長も同じ中央ロータリーの仲間。同短大には10カ国から115人の留学生がいるが、新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトがなくなるなど生活に困窮する学生が多くいることを聞き、何か出来ることはないかと寄付を決めた。母国を遠く離れて勉強に励む学生のため、現金50万円を寄付。短大側が学生にアンケートを取るなどして、食料支援等を行う。
西馬会長と平野教康中央RCクラブ管理運営委員長が出席。学生13人も同席、学生代表としてアシャ・グルンさん(26)=ネパール出身、2年生=が寄付金を受け取った。西馬会長は「せっかく日本に来て頑張っている皆さんが困るというのはあってはならないこと。皆さんは、母国と日本の懸け橋となってくれる宝物です。大変な時期ですが、頑張ってほしい」とあいさつ。
グルンさんが「温かいご支援、ありがとうございます。新型コロナによって、生活は大きな影響を受けています。将来のために日本で勉強を続けたいという気持ちは、今でも変わりません。ありがとうございました」とお礼を述べた。
溝部理事長も「留学生のために支援をしてもらい、ありがとうございます。公正にいきわたるようにしていきたい」と述べ、感謝状を手渡した。