市教委「おうちで子どもひろば」

中央公民館で観察キットを受け取った

 別府市教育委員会は、小・中学生を対象とした令和2年度別府市地域教育力活性化事業「おうちで子どもひろば」を行っている。74人が参加。テーマは「おじぎ草をそだてよう!」。
 新型コロナウイルス感染症の影響で家庭で過ごすことが多い子どもたちに、家庭で出来る体験活動の機会を提供するのが目的。講師は、現代の名工・恒松恵典さん。
 「おじぎ草」は、毎年花を咲かせる多年草の仲間で、暑さに強く、大きくなると高さ30~50㌢になり、丸くてかわいいピンクの花を咲かせる。最大の特徴は、葉っぱで、触ると1つ1つが閉じる不思議な植物。日本では、冬の寒さに耐えられないため、1年しか花を咲かせない一年草の仲間とされている。
 6月20日から、中央公民館、西部、南部、北部、朝日大平山、中部の各地区公民館で鉢や種の入った「観察キット」が手渡された。おじぎ草を育てて、「種」「発芽・葉」「開花・花」をテーマに9月まで月1回観察記録を学校に提出。
 地域のボランティアが子どもたちの観察記録に応援メッセージを書き、子どもたちのやる気を支援する。
 20日午前11時頃、お母さんと一緒に中央公民館に取りに来た渡辺希歩さん(8)は「おじぎ草は見たことがないので、興味があった」と話し、公民館職員から「大切に育ててね」と声をかけられ、観察セットを受け取った。

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