中央や市内各地区公民館で主催講座再開

風を感じるフラワーアレンジメントに挑戦=北部地区公民館
荒金大琳氏が子どもたちに書の楽しさを教えた=中部地区公民館

 別府市の中央公民館、西部、南部、北部、中部、朝日大平山の各地区公民館で1日から主催講座が始まった。
 例年、4月に募集を始め、5月から開講していた。今年は、4月に募集をしたものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、公民館が休館になるなどしたため、講座が開けずにいた。全国に発せられていた緊急事態宣言も解除され、全国移動も可能になり、少しずつ「日常」が戻ってくる中で、公民館にも利用者の笑顔が戻ってきた。
 しかし、講座の参加者は少人数に制限し、間隔を空けて座る、教室に入る前には体調のチェックと手指の消毒、マスクの着用が必要になるなど「新しい生活様式」を取り入れた取り組みがされている。
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 北部地区公民館(平野俊彦館長)は、世代間交流「北部いきいきふれあい学級」を4日午前10時から開いた。講師は、華つねまつ会長で現代の名工の恒松恵典さんで、テーマは「コロナに負けない楽しいフラワーアレンジメントを作ろう!」。15人が参加した。
 はじめに、別府警察署の吉野翔交通課交通安全教育係長らが交通安全について話をした。新型コロナの影響で、学校での教育活動が出来なくなっているため、公民館などに協力してもらって子どもが集まる講座の時に交通ルールなどについて話をしている。「自分の命を守るため、横断歩道でしっかり手を上げて渡ってほしい。保護者の皆さんも、大人がマナーを守れば、子どもも守るのでよろしくお願いします」と話した。
 引き続き、恒松さんの指導で、「そよ風」をテーマにアレンジメントに挑戦。風車を中心にネコジャラシやユキヤナギを配置。中央部分にはケイトウ、バラなどの花でキレイに仕上げた。恒松さんは「こうしなければいけないということはない。自分がそよ風を感じるものなら、自信を持ってそう言い切れば良い」とアドバイス。大人も子どもも楽しみながら自分なりの「そよ風」をイメージして作り上げた。
 北部公民館では、19日に「ものがたりの世界へようこそ!」、8月2日に「デコパージュ作りに挑戦しよう!」をテーマにふれあい学級を行なうため、参加者を募集している。問い合わせは同館(電話67・8300)へ。
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 中部地区公民館(矢野淳子館長)では子どもひろば「書のあそび」が同日午前10時、研修室で開催し、小学生12人が参加した。
 講師は、書の達人であり別府大学名誉教授の荒金大琳氏が務め、助手を荒金節子氏が務めた。
 荒金講師が「ここは上手い字を書くのではなく、いろんな字を書いて下さい」とあいさつした。
 児童は荒金講師の指導の下、硯(すずり)で墨を磨った。
 続いて、お手本として「はは」「母」などを書いた。また、漢字の「母」「父」「星」「虹」「魚」など今の漢字と四千年前の文字の説明をし、児童らが四千年前の文字も書いた。
 石垣小4年の大本理生さん(9)は「楽しい。四千年前の文字とか学べたので、友だちに教えたい。毛筆が苦手なので、頑張る」と話した。

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