大分県地方気象台が気象情報発表

 大分県地方気象台が8日午前6時29分、大雨に関する気象情報第15号を発表した。
 梅雨前線は九州南部付近まで南下したが、9日にかけて再び北上し対馬海峡付近に停滞する見込み。
 このため、大分県は現在、小康状態となっているが、8日夜から再び雨となり、9日以降は激しい雨が降り大雨となる見込み。これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいるところや増水している河川があり、今後少しの雨でも土砂災害や洪水の危険度が高くなるおそれがある。
 降り始め(5日正午)から8日午前6時までの降水量(アメダスによる速報値)は、日田市椿ケ鼻で862㍉、玖珠518㍉、日田市三本松486㍉、中津市耶馬渓475㍉、由布市湯布院445・5㍉、中津市中津429㍉、杵築416㍉となっている。
 8日に予想される1時間降水量は、多いところで県内全域で20㍉、9日に予想される1時間降水量は、多いところで県内全域で30㍉としている。8日午前6時から10日午前6時までに予想される48時間降水量は多いところで、150㍉から250㍉。
 気象庁は記録的短時間大雨情報として、竹田市竹田付近で午前1時20分までの1時間に約110㍉、豊後大野市緒方付近で午前1時30分までの1時間に約110㍉と発表した。
 また、大分県内の川で氾濫が発生しており、国土交通省と大分地方気象台は8日午前0時40分、大分市などを流れる大分川(一級河川)に河川氾濫発生情報が発表。由布市挟間町下市地区(左岸)付近において氾濫が発生したため、警戒レベル5相当を発令した。筑後川河川事務所と福岡管区気象台は同日午前1時、筑後川上中流部で筑後川72k000地点(右岸)付近において氾濫が発生したと発表。午前9時の時点で、大分川は警戒情報解除となる氾濫注意情報は解除、筑後川は氾濫発生情報は解除されたが氾濫警戒情報は発令されている。
 JR九州は8日午前9時半、大雨の影響で運転見合わせ区間を発表しており、別府市内の駅が関係する区間は、普通は上下線ともに大分―中津駅間。終日ではない予定。特急ソニックは運休多数となっている。

コメントを残す