大分県警本部交通企画課は14日、別府警察署管内と佐伯警察署管内の交通事故多発路線に設置するソーラー式パト看板の除幕式を行った。警察が同看板を設置し運用するのは、全国初。看板は、たて120㌢㍍、横180㌢㍍、厚さ12㌢㍍。
別府署管内では同日午前10時、汐見町の春木川フラワーパーク内に設置しており、県警本部から三浦一也交通部総括参事官兼交通企画課長ら3人、別府署から矢野哲幸署長ら6人、大分県交通安全協会別府支部から恒松勲事務局長1人、看板製作会社の(株)カワスミの川隈利勝取締役会長が出席した。
三浦総括参事官が「別府署管内の事故件数の5分の1が、国道10号。これは365日24時間働いてくれ、本当のパトカーと同じように、ドライバーに緊張感を与える。今後、死亡事故ゼロに向けて頑張ってほしい」。
矢野別府署長は「コロナ禍で、交通事故が減っているようだ。ここに24時間働いてくれる機械の力を借りながら、交通事故防止に努めていく」とそれぞれあいさつ。
除幕式を三浦総括参事官、矢野別府署長、三代岳樹別府警察署交通課長、恒松事務局長が行った。
除幕式終了後、川隈会長が「これは100㍍手前から確認することができ、常時、赤色灯などが点灯している。夜間は車のライトが当たることで夜光塗料が反射し、ドライバーからはパトカーがいるように見える」と効果を話した。
同日午後2時、佐伯署管内の佐伯市弥生大字尺間の藤食堂付近道路にも設置し運用が始まった。