「おおいた夏の事故ゼロ運動」の一環で「親子で命を守る『夏の交通安全教室』」を18日、別府警察署で開催し、大分県交通安全協会別府支部が園児を対象とした交通安全教室「モンキークラブ」の園児約30人が参加した。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、午前9時と午前11時の2回、15人ずつで開催した。
初めに、大分県交通安全協会別府支部の恒松勲事務局長が「新型コロナウイルスの影響で例年4月に始まるモンキークラブが延期となり、本日から開始となります。いろいろと勉強して下さい」とあいさつし、15人を3グループに分けて、歩行環境シミュレータ、「とんとん止まれ」と実践訓練、パトカーや白バイなどの乗車体験をした。
歩行環境シミュレータでは、園児が右手を上げると、車が停止。園児はその場で足踏みをして、モニター内の横断歩道を渡った。時おり、死角から自転車やバイクが来て、園児や保護者を驚かせていた。天気も変えることができ、雪の日は視界が確保できないので、事故に遭わないよう慎重に渡った。
乗車体験では、県安協のマスコットキャラクター「さるーる」もおり、園児は抱き着いたり、一緒に写真を撮っていた。パトカーに乗ったら、赤色灯を回したり、マイクで「前の車、止まりなさい」などと言った。
交通指導員に、横断歩道を渡るときに使う「とんとん止まれ」を習い、園児は一緒に「とんとん止まれ。右手を上げて、右を見て、左を見て、もう一度右を見て、車が来ていなかったら渡りましょう」と右手を上げて声を出した。その後、実際に別府署の周囲にある交差点を使って、実践した。
最後に、三代岳樹別府警察署交通課長が「今回学んだことを覚えて、しっかりとした交通マナーを身につけて下さい」と述べた。
参加した園児に、その園児の写真が載った免許証や、「さるーる」と大分県警のマスコットキャラクター「ピンキー」が描かれたマスクなど交通安全グッズを配付した。