県地婦連リーダー研修会に150人

あいさつする安部志津子会長
150人が参加したリーダー研修会

 一般社団法人大分県地域婦人団体連合会(安部志津子会長)は令和2年度「女性の地域活動活性化支援事業地域活動活性化研修会」「大分県地域婦人団体連合会リーダー研修会」を21日午前10時、ビーコンプラザで開催し、150人が参加した。
 3階国際会議室で、主催者の安部会長が「本日の研修は新しい生活様式により、参加人数の制限、時間の短縮、新型コロナウイルスの感染症対策を考慮し、開催の運びとなりました。限られた時間の中ですが、それぞれの団体の課題や時代の変化に応じた地域課題への対応など、研修内容を深めて下さい」とあいさつ。
 来賓の後藤秀徳・県教育庁社会教育課長が祝辞を述べた。
 続いて、基調講演としてNPO法人ドネルモ代表理事の山内泰さんが「地域での話し合いのコツ」をテーマに行った。
 大切にするのは「対話」で、対話とはテーマに対してルールのもとに、それぞれの意見を聞きあうことで相互理解を深めること。
 「発言しやすい場とは、安心感のある場のこと。発言しない人は『意見がない』『やる気がない』『考えていない』ではない。頭の中では『批判されたら嫌だ』『手伝うと言って仕事が増えたら、負担だな』と考えている」と述べた。
 話し合いのコツとして▽安心して発言が出来るように配慮する(お互いの意見を聞く、気になることを言葉にする、話し過ぎに注意、批判や非難はNG)▽発言を促し、発言者を引き立てる(話をしている人の話に耳を傾ける、いっぱいうなずく)▽テーマを深める対話を目指す(話が逸れていないか気を付ける)―とした。
 最後に、グループごとに自己紹介をした。
 あいさつ、祝辞、基調講演はリモートで小会議室32の第1分科会、小会議室31の第2分科会のそれぞれの会場で見た。
 続いて分科会として▽第1分科会=NPO法人ドネルモの宮田智史事務局長、テーマは「地域イベントのチラシ作成術」▽第2分科会=山内代表理事、テーマは「地域でつくる子どもの学び場」▽第3分科会=NPO法人ドネルモの見野由美子さん、テーマは「女性の視点を活かした防災ワークショップ」―が開催された。

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