別府で125日ぶりに感染者確認

 大分県は6日、129人に対してPCR検査を行い、別府市の30代男性会社員と杵築市の80代無職の女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計76人となった。
 県によると、男性会社員は7月31日まで出勤をしていたが、社内ではマスクをし、不特定多数の人と接触する仕事ではないという。31日夜に38・5度の発熱があり、8月3日に病院で受診して抗生剤を処方された。その後も熱が下がらず、別の病院で受診。別府市PCRセンターで検体を採取し、6日に県衛生環境研究センターで検査をしたところ、陽性が判明した。現在は熱は下がっているが、咳が出ている。発症前2週間は県外や国外には行っていないと話しており、感染経路を調査している。また、同居する家族や同僚などの接触状況を調査している。
 80代の女性は、杵築市内の病院で勤務していて陽性が判明した男性医師(東京都在住)の濃厚接触者。7月30日に検査した際には、陰性だったが、8月5日に再度検査をしたところ、陽性と分かった。6日には酸素吸入が必要な重症となっている。濃厚接触者はいないとみられている。

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